これからゲイアプリを使って相手を探したいという人の中には「ゲイアプリって危険じゃないの?」「ゲイアプリを使ってトラブルに巻き込まれることはないの?」など不安に感じている方もいるでしょう。
ゲイアプリは正しく利用すればリスクは小さいので、どんなリスクがあるのか正しく知り、その対策についても紹介していきます。
ゲイアプリの情報悪用リスクと対策
ゲイアプリに限ったことではありませんが、出会いを実現できるマッチングアプリの多くはプロフィールや画像などの個人情報を掲載します。
これらの情報を抜き取って悪用されるリスクがあるので十分に注意して利用する必要があります。
ここでは、ゲイアプリの情報悪用リスクと対策を紹介します。
画像が悪用される
ゲイアプリはプロフィールに自分の顔写真を設定するのが一般的です。
写真掲載を怖いと思うのは当然のことで、実際に顔写真を悪用されるケースはあります。
悪用された写真は、
- 他のユーザーのプロフィール写真として悪用される
- 個人情報が流出する
- SNSにさらされる
などがあります。
特にイケメンのゲイ画像は人気が出やすいこともあって、Twitterアカウントや出会い系アプリ画像として使用されることが多いです。
ゲイアプリを使っていることをオープンにしていない人も多く、画像が流出することによってゲイアプリの利用がバレてしまうケースがあります。
絶対にゲイアプリを使っていることがバレたくないのであれば、顔写真をプロフィール写真に使用しないという方法もあります。
顔写真があったほうがマッチングする可能性は高いですが、顔写真がなくてもマッチングすることは可能です。
たとえば、プロフィール内容を充実させて、メッセージやチャットのやりとりを中心に行い、それに慣れてきたら個人的なやりとりの中で顔写真を相手に送るという方法もあります。
もし顔写真を使うなら、SNSで使用している顔写真とゲイアプリで使っている顔写真は同じにしないようにしてください。
プロフィール写真から検索されると、SNSのアカウントが特定されてしまって、誕生日・出身地・出身校などの情報がバレてしまうリスクがあります。
運営会社の過失による情報流出
ゲイアプリを運営している会社が原因で個人情報が流出するケースもあります。
このリスクで厄介なのが、大手ゲイアプリであっても個人情報が流出してしまう事例があることです。
たとえば、大手ゲイアプリのJack’d・ジャックトは、過去に利用者すべてのアンロック画像が流出してしまい、位置情報まで見えるというトラブルが発生したことがありました。
これはゲイアプリに限ったことではなく、マッチングアプリのどれを利用していても避けられないリスクと言えます。
過去に情報流出があった会社を調べる方法としては、ネットで「○○アプリ 情報漏洩」や「○○アプリ 情報流出」などで検索をすると出てきます。
ただし、過去に情報流出があったアプリが危険というわけではありません。特に大手のゲイアプリは情報流出が致命的になるので、過去にトラブルがあれば大きく改善を図るので、そのあとにきちんと改善しているのであれば、安心して利用できるゲイアプリと言えます。
もちろん最初からセキリュティ対策に力を入れているゲイアプリもあるので、ネットや運営会社のホームページなどを見て、信頼できる会社のアプリを利用すれば安心して相手を探すことができます。
ゲイアプリの詐欺リスクと対策
ゲイアプリのリスクとして詐欺リスクがあります。
特に国際ロマンス詐欺と投資詐欺には十分に注意が必要で、ここではゲイアプリの詐欺リスクと対策を紹介します。
国際ロマンス詐欺
ゲイアプリで最近流行しているのが国際ロマンス詐欺です。
主にインターネット上の交流サイトで知り合った海外の相手に対して言葉巧みに騙し、恋人になったかのように振る舞い金銭を送金させる詐欺です。
他のマッチングアプリでもある詐欺ですが、特にゲイアプリは国際ロマンス詐欺のリスクが高くなっています。
国際ロマンス詐欺の主犯者は、ネットから拾ってきた別人の写真をプロフィール写真に設定していることが多いです。
そのため、検索サイトの「この画像と似た画像を検索する機能」を利用することで、相手のプロフィール写真がネットから拾ってきた画像かどうかを見極めることができます。
また毎日のように強烈なアピールをしてくるのも特徴で「あなたが好きだ」「一緒になりたい」などストレートな言葉で好意を伝えてきます。
これは相手に恋愛感情を持たせることで騙しやすくするためです。
そのあとに金銭の要求があったらロマンス詐欺ですが、相手に夢中になってしまっていると騙されていることに気付けません。
もし被害に遭ったらすぐに警察に相談をしてください。
ロマンス詐欺に遭わないためにも、警戒心を持ってやりとりをしましょう。
ロマンス詐欺は誰でも被害に遭うリスクがあります。
見知らぬ外国人から連絡がきたら、プロフィールをくまなくチェックして、少しでも不審に思うなら相手にしないようにしましょう。
ゲイアプリの犯罪リスクと対策
ゲイアプリでマッチングできて実際に出会うことができても、それは犯罪者による罠かもしれません。
ゲイアプリの詐欺はメッセージのやり取りで行われることが多いですが、犯罪については実際に出会ってから行われることが多いです。
ここでは、ゲイアプリの犯罪リスクと対策を紹介します。
脅迫、暴行
ゲイアプリは脅迫や暴行を受けやすい特徴があります。
メッセージのやりとりを通じてリアルな出会いの約束に漕ぎ付き、待ち合わせの場所で相手を待っていると、複数人の男性に囲まれて脅迫や暴行を受けるケースも少なくありません。
ゲイアプリの犯罪リスクが高い理由として、自分がゲイであることを隠しながらゲイアプリを使っている人が多いこと、犯罪に巻き込まれても自分のセクシャリティが明るみに出ることを怖れて告発できない人が多いことなどがあります。
脅迫や暴行を受けたら警察に即相談ですが、それ以上に犯罪に巻き込まれないように慎重にゲイアプリを使うことが重要になります。
ゲイアプリで犯罪に巻き込まれない方法として以下のような対策があります。
- メッセージのやり取りをしてもすぐに会わない
- 人気の少ない場所を待ち合わせ場所にしない
- すぐに会おうとしてくる相手はスルーする
- お金を要求されても絶対に応じない
以上の点に注意してゲイアプリを使いましょう。
盗難
ゲイアプリはマッチングしたら体の関係になりやすく、特に位置情報を使った出会いだと、そのまま会ってホテルに直行というパターンも多いです。
気軽に肉体関係になることができるのはゲイアプリの魅力ですが、その一方でお互いの関係が浅いと盗難被害に遭う可能性があります。
たとえば、ホテルに行ってシャワーを浴びている間に財布を盗まれてしまう、ドライブしていて停車しているときに荷物を盗まれる、カードやキャッシュカードを抜かれる、スマホを盗まれるなど、さまざまな盗難のリスクが考えられます。
盗難目的で接触してくる人は、シャワーを一緒に浴びようとしなかったり、一人になる時間を作ろうとしたりします。
盗難に備えるためには、
- クレジットカードやキャッシュカードを持っていかないようにする
- サイフには最低限の金額しか入れないようにする
- 貴重品は肌身離さず持っておく
などの対策も必要です。
ゲイアプリを使って盗難に遭う確率は低いですが、もしものことを考えて相手のことを信頼し過ぎないように注意してください。
ゲイアプリでトラブルに遭った場合の相談先
ゲイアプリでトラブルや犯罪に巻き込まれてしまった場合、どこに相談すべきなのでしょうか。
まずはアプリの運営会社に問い合わせてください。
大手のゲイアプリならトラブルに遭った相手を通報する機能も搭載されていて、運営側にアプリのトラブルを報告したら、次は被害の内容に応じて以下の相談場所に相談してください。
警察署
ゲイアプリで詐欺、盗難、暴行、脅迫などの被害に巻き込まれたら身近な警察署の窓口に相談してください。
相談内容によっては被害届を出して、トラブルを提出した男性を逮捕することも可能です。
消費者生活センター
ゲイアプリでデート商法のトラブルに遭ったら、全国消費者生活センターに相談してください。
通常のマッチングアプリに比べるとデート商法のトラブルは少ないですが、ゼロではないのでトラブル後はできるだけ早めに相談しましょう。
弁護士
ゲイアプリで法律に関するトラブルに遭ったときは、法律のプロの弁護士に相談をしましょう。
無料相談に対応しているところやLGBTの法律問題に詳しい弁護士所がおすすめです。
トラブルに巻き込まれたら、自分一人で解決しようとするのではなく、信頼できる機関に相談しましょう。
また相談する期間が早ければ早いほどトラブルも早く解消されます。
ゲイアプリのリスクまとめ
ゲイアプリの利用にはさまざまなリスクがあります。
ゲイアプリに潜むリスクを正しく知り、トラブルに巻き込まれないように注意してください。
またトラブルに巻き込まれてしまったら早めに関係機関に相談しましょう。
ゲイアプリは正しく利用すれば、ゲイの出会いを実現できる便利なツールです。
ゲイアプリで一生のパートナーを見つけたという話しもたくさんあります。
出会いの可能性を広げるためにも、ゲイアプリを活用して出会いを探してみましょう。