VEROはゲイの間で話題になっているアプリです。2015年にリリースされて世界中のユーザーに支持されているソーシャルアプリですが、爆発的な人気となったのは2018年2月のことでした。
海外のインフルエンサーがアカウント登録をはじめ、24時間で50万人が登録したことをきっかけに日本人ユーザーも急伸しました。
特に新しい機能が追加されたわけではないですが、これまで知られてなかったアプリがインフルエンサーたちによって明るみになったことが人気になった理由と考えられます。
ゲイに特化したSNSではありませんが、ゲイのユーザーも多く交流の場として使っているユーザーも多いです。
今回はゲイの間で話題になっているVEROの使い方を解説します。
VEROは本当のソーシャルを掲げるSNSアプリ
VEROは、本当のソーシャルをコンセプトにしているSNSアプリです。
創業したのはレバノン人の富豪アイマン・ハリリで、既存のSNSにフラストレーションを感じていたのがアプリの誕生のきっかけになりました。
プライバシーに関する不透明さ、他人の目を気にしながらのSNSに居心地の悪さを感じているユーザーも多く、フォロワー全体に伝わるような無難な投稿やインスタ映えのように自分を大きく見せる必要もあります。
このようなSNSの使い心地の悪さを改善するためにリリースされたのがVEROです。
海外のユーザーがVEROを選ぶ理由の1つに挙げられるのが、投稿の公開範囲を簡単な操作で設定できることにあります。
つながっている人をフォロワー、知り合い、友達、親しい友達の4段階に分けることができます。
たくさんのフォロワーに公開したいとき、親しい人へのプライベートな投稿を1つのSNSを使った自由に変えることができます。
最近はFacebookやInstagram、LINEなどのSNSにおいてもグループを設定して公開できる範囲が限定できるようになりましたが、それでもVEROがリリースされた当初は最初から公開したい相手を限定できることが画期的でした。
VEROの登録方法
まずは以下のサイトからVEROをダウンロードしましょう。
スマホにアプリをインストールできたらアプリを起動させてSign Upをタップしてアカウントの作成を行います。
ユーザー名を設定し、メールアドレス・パスワードを入力してください。
電話番号を認証しますが、SMSで届いた4桁の番号を入力して認証するとアカウントの作成は完了です。
VEROは電話認証があるので信頼性はかなり高いですが、電話番号とアプリが紐づけされるので、自分の電話番号を知っている相手がVEROを使っていればLINEのように表示されます。
VEROは出会い系アプリではなくSNSなので、VEROを使っていることを隠す人はほとんどいませんが、ゲイであることを隠しながらVEROを使う場合はアプリを通して知り合いにバレてしまう可能性もあります。
知り合いに自分がゲイであることを知られたくない場合は、格安スマホを契約してVERO専用の電話番号を使うのも方法の1つです。
プロフィールを設定する
アカウントを作成したらプロフィールを設定しましょう。
すでにいる友達とVEROでつながりたい場合は、特にこだわる必要はありませんが、VEROを通して他のユーザーと知り合いになりたいなら顔出しのプロフィールにするのがおすすめです。
VEROを利用しているゲイの中には、アプリ内で出会いを求めている人も少なくありません。
VEROをマッチングアプリのように使っている人もいるので、新しい出会いを求める人はアピール写真を使いましょう。
ちなみにVEROはフォロワーごとにつながりを分けることができますが、それぞれのつながりごとに写真を変えることもできます。
知っている人からフォローされてスルーできないときは全体向けの無難な写真を設定して、好意があるユーザーやゲイのユーザーに対してのみ自分のアピール写真を設定するのもありです。
プロフィール文を作成する
プロフィール文は作成しなくても使えますが、エロ目的や新しい出会いを探すなら必要になります。
自己紹介文には「170-80-35-Tokyo」のように身長・体重・年齢・居住地などをシンプルに入れておきましょう。
他にも自分のポジションやVEROを利用している目的などを入れておくと、他のユーザーが見たときに分かりやすいです。
人によっては体目的のユーザーから激しいアクションが多発することもあるので、「エロは仲良くなってから」のように簡単には会わないという旨を記載しておくとよいかもしれません。
プロフィールは後から変更することもできるので、まずはシンプルなプロフィールを作成して他のユーザーのプロフィールも参考にしながら作り直していくとよいでしょう。
基本的に無料で使える
VEROが人気を集めている理由の1つに費用があります。
多くのSNSは無料でアカウントを作って利用できますが、同じようにVEROも無料でアカウントを作って利用できます。
運営会社が無料で提供できるのは広告表示をして広告収入を得ているためで、一般的なSNSはアプリを起動すると広告が表示されるのが普通です。
VEROは基本機能が無料なだけでなく、広告も表示されないためアプリが重たくなりにくく、見たくない広告が表示されないメリットがあります。
ボランティアのようなSNSですが、運営側は最初の100万人ユーザーは無料としており、それ以降の新規ユーザーからは何らかの形で費用を回収する予定でした。
現在はユーザー数が100万人を超えていますが、有料化される気配はありません。
有料化されたときに既存ユーザーに費用が発生する可能性は低いので、無料のうちにユーザー登録しておくことをおすすめします。
VEROの使い方(基本編)
VEROは相互フォローから友達申請する流れが一般的なので、まずは相互フォローを目指すところからスタートします。
ここでは、VEROの基本的な使い方を紹介します。
気になる相手をフォローしよう
VEROは連絡先から友達を検索することができるので、ゲイの友達とつながっている場合は「連絡先を使ってVEROを使用しているお友達を検索できます」の項目で許可にしておきましょう。
この設定は後から変更することも可能です。
ただし、自分がゲイであることを隠してVEROを利用したいときは、許可をしてしまうと自分の家族や知人にVEROを使っているのがバレてしまう可能性があるので、この場合は許可をせずに使いましょう。
自分の好きなコンテンツやユーザーを探すときは、アプリ上部にある虫メガネのアイコンをタップして相手を見つけましょう。
虫メガネを使って、「人」「ハッシュタグ」「写真」「ビデオ」「リンク」などの検索ができます。
ハッシュタグを使ってゲイの出会いを検索し、ゲイ系のビデオやリンクなどを検索してゲイのユーザーを探すことも可能です。
ゲイアプリや他のSNSで知り合ったユーザーをフォローしよう
まったく知らない人と関係を持つのが怖いという方は、他のゲイアプリやSNSでつながっているゲイユーザーと最初につながり、慣れてきたらVEROのユーザーと出会う方法もあります。
ナイモン、ブルード、ホーネットなどのゲイアプリを使っているユーザーの中には、VEROを使用しているユーザーも多くいます。
これらのアプリでメッセージのやり取りをしているユーザーがいるなら、VEROのユーザー名を教えてもらってフォローするのもありです。
タイムラインでやりとりをしよう
友達申請をしてつながったら、相手のタイムラインが表示されるようになります。
流れてくるタイムラインの写真や投稿をチェックして、素晴らしいと思ったら「いいね」を押して相手に自分の存在をアピールしましょう。
投稿する人は自分のことを知って欲しい、自分の価値観を共有して欲しいという気持ちで投稿しています。そのため、いいねやコメントが入ったら基本的にうれしいので、積極的に反応しましょう。
また自分が投稿をして他のユーザーからの反応を待つのもありです。
積極的に絡んでくれるユーザーがいたら自分に興味を持ってくれている可能性が高いので、DMを送って直接やりとりをするのもよいでしょう。
VEROの使い方(上級編)
VEROは友達申請してタイムラインのやりとりやDMのやりとりから仲良くなる方法が一般的ですが、他にもVEROの機能を使って応用的なアプローチの方法もあります。
積極的にアプローチする
友達を作るためには相互フォローから友達申請に進むのが着実ですが、この方法だと効率的に友達を増やすことはできません。
慣れてきたらフォローしてない相手にいきなり友達申請を送ってみるのもありです。
実際にVEROを使っているとフォローなしのノーモションから友達申請が送られてくることも多いです。
特にFacebookで慣れているユーザーはフォローからの友達申請の仕組みに慣れてないので、Facebookユーザーからはダイレクトに友達申請が送られてくることも多くあります。
この場合の注意点は申請したときの公開レベルです。
相互フォローして相手のことが少しわかっている状態なら「親しい友達」に設定してもいいですが、まったく分からない相手を親しい友達にするのは抵抗があるという人もいるでしょう。
この場合は、はじめに知り合いにしておいて、後から親しい友達に変更するのが無難です。
友達紹介機能を使う
VEROには友達紹介機能が搭載されていますが、これは自分のプロフィールページで友達を紹介できるというものです。
知り合いのユーザーに頼んで紹介してもらうのもありですが、それよりは自分から積極的に他のユーザーを紹介し、そのユーザーのお返しで自分を紹介してもらう方がガツガツした感じがなくて好感が持たれます。
友達紹介機能は自分から相手を探す必要がなく便利です。
友達紹介で自分のことを気に入ってくれたユーザーがいた場合、せっかくフォローや友達リクエストを送ってくれても許可してないと繋がることができません。
プライバシー設定の項目から、「自分のフォローを許可する」「友達リクエストを許可する」をそれぞれオンにしておきましょう。
これを許可していないとせっかく自分に興味を持ってくれたユーザーがいても、それ以上のつながりを持つことができません。
写真、動画を活用する
VEROでフォロワーが多いユーザーは、例外なく写真や動画を上手に活用しています。
どれだけ魅力的なユーザーであってもタイムラインで文章だけだと良さが伝わりにくいものです。
特に動画については自分をアピールするツールとしてかなり役立ちます。
動画を投稿するときは10秒程度の見やすい時間に設定するのがおすすめです。
画像や動画はスクショされてネットで悪用されるケースもあるので、特に顔が出ている画像や動画については、本当に信頼できるユーザーに対してのみ表示するようにしましょう。
VEROの注意点
VEROは気軽に利用できるSNSで、マッチングアプリのようにサクラや業者に騙されることもほとんどありません。
しかし、エロ目的でVEROを利用する場合はトラブルに巻き込まれるリスクもあるので注意が必要です。
ガイドラインに抵触しないこと
VEROは性的に露骨な画像・動画を使用することが許可されていません。
性器が出ている、完全に臀部に焦点を合わせている人々の写真、ビデオ、デジタルで作成された画像などは削除されます。
またいかなる種類のポルノビジネスも許可されておらず、性的な相互作用を求める目的で投稿されたコンテンツについても削除の対象になります。
内容によっては投稿された画像や動画だけでなく、アカウントの停止や削除になるので注意が必要です。
同意のない当事者との性行為をタイムラインで記載することや、求めることも禁止されています。
大人のおもちゃ、アクセサリーなどを使用したコンテンツも許可されていません。
性的な内容だけでなく、暴力・自傷行為・摂食障害などのグラフィックコンテンツについても禁止です。
普段の出来事をタイムラインに掲載するくらいならガイドラインに抵触することはまずないですが、エロ目的で過激な写真や動画、投稿をしてしまうとアカウントの削除対象になります。
システムが自動的に巡回しているので、エロ目的で画像を投稿してないとしても、画像のみで判断されてしまうこともあるので注意してください。
偽物と思われないために
VEROはオープンに公開する情報が少ないSNSという特性上、プロフィール写真を勝手に抜かれてなりすましアカウントを作成されることも少なくないです。
なりすましは有名人に多いトラブルと思う人もいますが、身近で自分を妬んでいる人や恨んでいる人がなりすましになって、勝手な投稿をするケースやトラブルも増えています。
なりすましのトラブルに遭わないためには、自分が本人であることを証明することが必要です。
たとえば、他のSNSのアカウントで自分しか見えないように設定して投稿したタイムラインをスクショしてVEROに載せる方法などです。
面倒でも自分が本人であることを証明した方が、他のユーザーも安心してフォローや友達リクエストをしてくれます。
出会いを求めている人ばかりではない
VEROはゲイアプリと紹介されることもありますが、出会いを目的としたアプリではなく、ゲイのみが利用しているアプリでもありません。
ゲイアプリなら登録しているすべてのユーザーが似たような目的で利用していますが、VEROはそうではないので、自分からアプローチするときはしつこくならないように注意してください。
プロフィールの内容や友達紹介などの機能を使い、自分と同じ目的で使っているユーザーを探しましょう。
VEROのまとめ
VEROはFacebookとInstagramの中間のようなSNSで、ゲイからも熱い視線が注がれている話題のアプリです。
ゲイ同士の出会いに使っている人もいますが、大半は他のSNSのように仲がいい人とつながるために使っています。
他のSNSと大きく異なっているのは投稿相手をシンプルに選べることで、
ゲイの友達のみにタイムラインを表示させることもできます。
無料で登録・利用ができるので、まずは登録して使ってみることをおすすめします。